失った歯の機能を
回復するインプラント
- インプラント治療
- 当院では、さまざまな症例に対して事前の検査や診断をしっかり行い、安全性の高いインプラント治療に努めています。術中は静脈内鎮静法(点滴麻酔)で寝ている状態で治療を受けていただけるため、治療内容を忘れてしまうほどの状態になり、痛みを感じることはありません。
- 「インプラント治療に興味はあるけれど心配…」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。インプラントのメリットやデメリット、手術のリスク、治療期間や費用など、ご納得のいくまでしっかりご説明します。
インプラントとは
インプラント治療とは、失った歯の機能を補う治療法として、歯の代わりにチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込む治療で、噛む力でしっかり受け止めることができるため、元の歯と同じように食べる機能を回復することができます。
あごの骨にインプラント(人工歯根)を埋め込み、土台(アバットメント)を取り付けて人工歯(上部構造)を被せます。インプラントの多くはチタンまたはチタン合金で作られており、チタンが骨と結合する性質を利用してしっかり植立させることができます。
入れ歯やブリッジと異なり、周囲の健康な歯に負担をかけません。
- 治療回数の目安
- 約5~10回
- 治療期間
- 約3ヵ月~10ヵ月 ※症状によって異なるので、スタッフへお尋ねください。
Meritメリット
- 骨に人工歯根を埋入するため、噛み合わせが安定します
- 周りの歯を支えにせずに治療が可能なため残っている健康な歯に負担をかけません
- 直接あごの骨にインプラント体を埋め込むため、直接刺激があごの骨に伝わるようになり、あごの骨が痩せてしまうのを防ぎます
- セラミックやジルコニアの被せ物を使用するため審美的に優れています
Demeritデメリット
- 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります
- 外科手術が必要になり、段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります
- 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性があります
- 術後も定期的なメインテナンスをしないと、インプラント周囲炎(インプラント付近の歯周病)を発症することがあります
インプラントと他の治療法との比較
スクロールできます
インプラント | 入れ歯(保険) | ブリッジ(保険) | |
---|---|---|---|
特徴 | 天然歯に近い感覚 人工歯根を直接埋め込む |
手軽に治療できる 取り外しが可能で扱いやすい |
左右の歯に橋渡しのように装着する |
噛みやすさ | 噛む力がよく伝わる | 安定しづらい | 比較的安定した噛み心地 |
見た目 | 自分の歯のように自然 | 種類によってはバネ部分が目立つ | 部分的に金属が目立つ |
周りの歯への影響 | ほとんどない | バネをかける歯に負担がかかる | 健康な歯を削る必要がある |
治療期間 | 外科手術を伴うので比較的長い | 比較的短期間で終了する | 比較的短期間で終了する |
保険 | 保険適用外 | 保険適用 | 保険適用 |
当院のインプラント治療
01歯科用CTによる精密診査
インプラント治療では、顎の骨に人工の歯根である「インプラント体」を埋入します。安全に手術を執り行うためには、事前準備として精密な検査と的確な治療計画を立てる必要があります。的確な位置に埋め込むためには、骨の質・厚み・量、そして神経・血管の位置など、顎の様子をしっかりと知っておき、埋入の角度をなどを把握しておく必要があるのです。
- CTスキャンを導入しています
- 平面的なX線写真に対して、CTは骨の状態や厚み、神経・血管の位置などを立体的に観察できるため、詳細な位置関係を把握することができます。
023D画像によるシミュレーション
歯科用CTで得た情報をもとに、専用のアプリケーションを用いて手術の事前シミュレーションができます。
インプラントを埋め込む深さや角度など、細かな点までしっかりと確認したうえで治療計画をたて、手術を正確に行うためのマウスピースを製作します。治療計画は患者さまにも共有します。シミュレーション画像をご一緒に見ながら、インプラント治療の計画を説明いたします。
03手術をサポートするサージカルガイド
サージカルガイドはインプラントの施術で、適切にインプラントを埋入するための装置です。シミュレーションをもとに正確に製作します。
サージカルは和訳すると「外科の・手術の」という意味で、サージカルテンプレートと呼ばれることもあり、マウスピースのように歯に被せる形をしています。手術ではサージカルガイドを歯に被せ、それに沿ってインプラントの埋入位置や角度、深さを確認します。決まった角度と深さにしかドリルが進まない構造が、サージカルガイドの特徴です。
04保証制度を導入
当院では、安心してインプラント治療を受けていただけるよう「5年間の保証制度」を設けています。(インプラント体:10年保証・上部構造:5年保証)
- インプラント治療患者さまへのお願い
- 万が一、期間内に破損や脱落などが生じた場合は無償で治療を行います。ただし、良好な口腔環境とインプラントを末永くお使いいただくためにも、定期的な検診とクリーニングをお願いしています。詳しくは当院スタッフまでお問い合わせください。
05患者さまのニーズに合わせたインプラント治療
痛みに敏感な方、恐怖心が拭えない方にご要望いただければ、当院では日本歯科麻酔科学会認定医が麻酔を担当します。鎮静作用のある薬剤を点滴することで、治療への緊張や不安を和らげる鎮静法です。ウトウトした状態で治療が受けられます。 生体監視モニターで、心拍数や血圧、呼吸など全身の状態を確認しながら安全性に配慮した治療を行います。
骨が薄いとインプラントを断られた方へ
インプラント治療は、土台となるインプラント体を顎の骨に埋め込まなければならないため、支えるだけの骨の厚みや高さが必要です。ですから、顎の骨が少ない場合治療できないと診断されることもあります。
そのような問題を解説する方法として、インプラントを行いたい部分に「骨造成」をするという方法に対応しています。
また、インプラントを長く維持するためにはインプラント周囲炎に角化歯肉と言われる丈夫な歯肉が必要です。
歯の喪失とともに丈夫な歯肉を失ってしまった方には、ご自身の歯肉を移植し、インプラント周囲の環境を整えるご提案をする場合があります。
ソケットリフト
ソケットリフトは、上あご奥歯の部分の治療で採用される骨造成手術です。インプラント体を埋め込むために開けた穴から、上顎洞粘膜を持ち上げる処理をし、できたスペースに人工骨などを移植して骨を増やします。
- 治療回数の目安
- 約4回
- 治療期間
- 約2週間~1ヵ月 ※症状によって異なるので、スタッフへお尋ねください。
Meritメリット
- 歯ぐきの切開や骨に穴を開ける範囲が狭く、体にかかる負担を軽減します
- インプラント体を埋め込む手術と並行して行えます
- 術後の痛みや腫れが少なくなります
- 治癒期間がサイナスリフトに比べて短くなります
Demeritデメリット
- 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります
- 骨の厚みが最低5mm以上ないと適応できません
- 目視での手術が難しい
- 上顎洞を押し上げられる範囲に限界があります
サイナスリフト
サイナスリフトは、ソケットリフトと同様、上あご奥歯のインプラント治療に用いられる骨造成法です。上あごの骨が5mm以下と薄く、ソケットリフトが適応できない場合や、複数のインプラントを埋入する場合に採用されます。
一度に広範囲の骨を造成するため、歯ぐきを大きく切開して手術を行います。患者さまへの負担はやや大きいですが、手術箇所を目視で確認できる点はメリットと言えるでしょう。
- 治療回数の目安
- 約4回
- 治療期間
- 約2週間~1ヵ月 ※症状によって異なるので、スタッフへお尋ねください。
Meritメリット
- 骨量がかなり少ない状態でも、インプラント治療が可能になります
- 上顎洞を広範囲に広げられます
- 目視で上顎洞の粘膜を剥離できます
Demeritデメリット
- 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります
- 手術時間が長く、患者さまの体に負担がかかります
- 顎の骨にインプラント埋入とは別の穴を開ける必要があります
- 術後に顔の腫れや内出血が起こるリスクがあります
GBR法
歯ぐきを切開し、インプラントする場所の顎の骨が不足している部分に自分の骨(自家骨)や人工的な骨(骨補填材)を充填し、人工膜「メンブレン」で覆います。歯ぐきを閉じてその後数か月、顎の骨が再生・増骨される期間を置き、安定するのを待ちます。厚みや高さが安定したらインプラント埋入手術を行います。
- 治療回数の目安
- 約4回
- 治療期間の目安
- 約2週間~1ヵ月 ※症状によって異なるので、スタッフへお尋ねください。
Meritメリット
- 骨量が少ない箇所でも、手術によりインプラント治療が可能になります骨量を部分的に増やすことができます
- 骨量が増えるため、手術時のインプラント体の埋入が安定します
Demeritデメリット
- 十分な治癒期間が必要になり、治療期間が長引く可能性があります
- 自家骨を用いる際は、骨を削って採取する必要があります
- 外科手術により、患者さまの体に負担がかかります
FGG法
遊離歯肉移植術(FGG)は、歯ぐきの硬さが不足している箇所に、ご自身の上あごから採取した硬い歯肉を移植する外科的な処置です。
歯ぐきの硬さが不足していると、その後のブラッシングの際に痛みが出てしまったりとインプラント周辺の清掃が不十分になる傾向があります。
結果としてインプラント周囲炎などを発症し、インプラントが長持ちしないのです。FGGによって歯ぐきの硬さが増すと、ブラッシングがしやすくなるだけでなく、見た目も改善されます。
- 治療回数の目安
- 約4回
- 治療期間
- 約2週間~1ヵ月 ※症状によって異なるので、スタッフへお尋ねください。
Meritメリット
- 歯ぐきの厚みが増すことで、インプラントが長持ちする可能性が向上します
- 歯肉再生手術やインプラント手術の補助的な手法として利用できます
Demeritデメリット
- 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります
- 手術後に一時的な不快感や腫れが生じることがあります
- 移植部位が傷ついてしまう可能性があります
歯肉弁根尖側移動術(APF)
歯肉弁根尖側移動術(APF)は歯周外科手術の1つで、歯肉(歯ぐき)の位置を意図的に移動させて、インプラントの周囲に丈夫な歯肉を作る治療方法です。
- 治療回数の目安
- 約4回
- 治療期間
- 約2週間~1ヵ月 ※症状によって異なるので、スタッフへお尋ねください。
Meritメリット
- 歯ぐきの厚みが増すことで、インプラントが長持ちする可能性が向上します
- 歯肉再生手術やインプラント手術の補助的な手法として利用できます
- 外科手術を必要としないため、低侵襲な治療法です
Demeritデメリット
- 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります
- 移植部位が傷ついてしまう可能性があります
当院のインプラントの流れ
Flow01カウンセリング
患者さまのお悩みをお伺いします。
インプラント治療のご説明や注意点、メリットやデメリット、おおよその費用をご案内します。インプラントについての疑問や不安に思っていることなど気兼ねなくお話しください。
Flow02精密検査
お口の中の状態を詳細に検査します。
安全性の高い治療のために、通常の検査に加えてCT撮影も行います。CT撮影したデータから治療計画を作成します。
事前にお口の中の治療が必要な場合は済ませておきます。
Flow03治療説明
検査結果や骨の薄さ、健康状態、かぶせ物の材質や形、色などのご要望などから、今後のスケジュールや費用を算出し、治療計画を策定していきます。
Flow041次手術~治癒期間
インプラント(人工歯根)をあごの骨に埋め込む手術を行います。
当院では、手術前シミュレーションを正確に反映するテンプレート(サージカルガイド)を用いて安全性の高い治療に努めています。
インプラントと骨が結合する期間(下あごは2~3か月、上あごは4~6か月)を設けます。
Flow052次手術
インプラントと骨の結合を待ち2回目の手術を行います。
歯ぐきを開き、インプラントに人工歯を被せるためのアバットメント(土台)を取り付けます。
角化歯肉と言われる丈夫な歯肉が不足している場合には歯肉移植などインプラント周囲の環境を整える手術を行います。
Flow06人工歯の装着
二次手術の傷口の回復を待ち、お口の型採りを行って上部構造(人工歯)を作製します。
人工歯が入れば治療は完了です。適切なセルフケア(日常の歯みがきや歯間ブラシ、デンタルフロスを使った清掃)の方法をレクチャーします。
当院の人工歯(補綴物)は、様々な素材の種類がございます。ご自分に合う人工歯をお選びください。
Flow07メンテナンス(定期検診)
インプラントで治療した歯は、むし歯にはなりませんが元の歯と同じようにあごの骨に支えられているため、歯周病のような病気(インプラント周囲炎)には注意が必要です。
インプラントを長くお使いいただくために、定期的なメンテナンスをお勧めします。
インプラント治療の症例紹介
症例紹介のタイトルが入ります
– Before –
– After –
症例情報
主訴 | テキストテキスト |
---|---|
診断名 | テキストテキスト |
年齢・性別 | テキストテキストテキスト |
治療期間・回数 | テキストテキストテキスト |
治療方法 | テキストテキストテキストテキストテキスト |
費用 | テキストテキストテキストテキスト |
デメリット・注意点 | テキストテキストテキストテキスト |
備考 | テキストテキストテキストテキスト |
料金について
-
手術基本料
¥55,000
-
サージカルガイド作成費用
¥176,000
-
インプラント(ネジの部分)
1本¥242,000~286,000
- インプラントのネジのみの料金になります。人工歯(補綴)代は、別途かかります。
-
ソケットリフト
¥110,000
-
サイナスリフト
¥264,000
-
GBR法
¥165,000
-
FGG法
¥154,000
-
歯肉弁根尖側移動術(APF)
¥88,000
(税込)
治療後のメインテナンスを忘れずに
インプラントを長持ちさせ、残っている歯を健康を長く保つために、定期検診とメインテナンスを受けていただくことをお勧めしています。詳しくは当院の予防歯科をご覧ください。